真っ暗な画面が段々明るくなる演出してみた【ウディタ】

2021/11/18

ウディタ ゲーム制作

制作中のゲームテストプレイ画面
現在制作中のゲーム画面

 こつこつとホラーゲームを制作中!

 ゲームで雰囲気を出すための演出を作ろうとした時、簡単にできるだろうと考えていたけれど意外と難しいと感じたものありました。それが真っ暗な画面から段々と画面が明るくなる演出でした。

 試行錯誤した中で成功した処理は以下の通りです。

実際に組んだ処理の内容

 最初に…私はウディタの基本システム入りのデータを使って制作しています。

 タイトルの処理もこの「基本システム入りデータ」に入っているタイトル用マップのマップEvに処理をつけ足して作りました。

ウディタの基本システムのタイトルEvに処理を付け足し
基本システムのタイトルEvに処理を付け足し

基本システムを利用してオープニングイベントを作る
基本システムのタイトルEvに処理を付け足し②

 上画像のような処理でOPイベントで主人公が目を覚ますと…?というような演出を作ってみました。

 初めに、真っ暗な画面から徐々に周りが見えるようになって…という処理がエフェクトの色調変更のみではうまく動作しませんでした。どうしてもスタートを押すと一瞬だけ明るいマップが現れてしまいます。

 なので、真っ黒なピクチャを表示してその黒いピクチャを消去するときに処理時間を自分の好みに合わせて(今回は120F)設定してあげて実現させています。

 自分はエフェクトの色調変更だけで完結できるはずだとずっとアレコレいじってました…ピクチャ表示前に挟まっている真っ黒な色調変更はその名残です。

具体的にどう付け加えたのか?

 タイトルピクチャのピクチャ番号は元々1なのですが、3に変更します。何故かというと、小さい番号のピクチャの上に大きい番号のピクチャが重なるからです。

 今回は、タイトルのピクチャの下に真っ黒なピクチャ(ピクチャ番号2)と主人公の視界を表現するピクチャ(【暗闇表現コモン】となっている個所。コモン内のピクチャ番号を1に変更)を用意しておきます。

 タイトルピクチャ番号3、真っ黒なピクチャ番号2、主人公の視界を表現するピクチャ番号1としているので上(実際に見えている画面)から…

 タイトルのピクチャ(ピクチャ番号3)
 真っ黒なピクチャ(ピクチャ番号2)
 主人公の視界ピクチャ(ピクチャ番号1)…の順番で並んでます。

 これを上から一枚ずつ消すことで一瞬だけ明るいマップが表示されてしまうことが回避できます。

 次に、選択肢のスタートを選んだ際の分岐内で実行されるOPイベントを変更していきます。

 スタートを選ぶとタイトル用マップから主人公が移動し、移動後にタイトルのピクチャを消してます。

 そうするとタイトルのピクチャが消えた後、一番上に表示されているのは真っ黒なピクチャです。これを処理時間(今回120F)をかけて消去します。

 すると設定したフレーム分ゆっくりと明るくなるようになります。

 また今回は主人公の視界を制限して暗闇を表現したかったので、さらに下の主人公の視界を表現するピクチャが表示されている状態になっています。

なぜ回数付きループにOPイベントが入っているのか?

 これはTwitterでウディタの制作者であるSmokingWOLF様が言われていたのですが、コメントアウトが出来ないウディタにおいて、このコメントアウトを行う手段に使える小技のようです!

 回数付きループの中身の処理を実行させるときは、ループ回数を1に。実行させない(コメントアウトする)ときは0にすることで簡単に変更できます。

 この回数付きループで処理を一つの塊として管理したり、ループは中身の処理をひとまとめにコピペできるので処理を移動させたりするときに便利な使い方です。

 自分も目から鱗でした。

 以上、今回は私がどうやって真っ暗な画面が段々と明るくなる演出をしてみたのかをまとめてみました。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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