いきなりですが…出来る限りは自分で手掛けた方がオリジナル感があって良いかな?ということで、今作っているゲームのマップやキャラクターのグラフィックは自作しています。
基本的にドット絵の作成ツールは【EDGE】というものを使っているのですが、作成スピードを上げたいなと思いまして、もっと直感的に描ければ早く作れるのではないか?と考えました。
そこで絵や漫画を描く時に使っていた【ファイヤーアルパカ】というイラスト作成ツールで試しに作ってみることにしました。
使ったドット絵・イラスト作成ツール(ソフト)
【ファイヤーアルパカ】:https://firealpaca.com/ja
【EDGE】:https://takabosoft.com/edge
ファイヤーアルパカでのドット絵の見え方
ファイヤーアルパカで実際に、どんな風にドット絵が表示されるのかを見るため、前にEDGEで作ったマップチップやキャラチップを表示してみました。
EDGEで作成したマップチップをファイヤーアルパカで表示 |
EDGEの方で透過PNGで保存していたので、背景が灰色と白の市松模様になっています。
表示された画面を見ると意外と描きやすそうな気がします…が、結論をいうとドット絵を描くのは面倒くさいと感じました。
なぜ面倒くささを感じたのか?
- コピペのたびにレイヤーが分かれるため、統合する手間がある
- 標準の消しゴムツールが1ピクセルづつで消せない(なので、自分は描画ツールの色を透明色に変えて消していた)
- 拡大や拡小のボタン位置が遠く感じる所(イラストを描く時には気にならなかったが…)
…他にも思うところは幾つかありましたが、特にこの3点が気になりました。EDGEでサッと出来ていた作業に一手間が入るとちょっと面倒に感じてしまいました。
注意!EDGEで保存した絵とファイヤーアルパカで保存した絵の互換性
EDGEで描いた絵をファイヤーアルパカで開いていますが、その逆、ファイヤーアルパカで描いた絵をEDGEで開くことは出来ませんでしたので気を付けてください。
PNGの、このパレットタイプには対応していません …と出てしまい開くことができませんでした。
ファイヤーアルパカでグリッドを表示
ドット絵を描くときにあると便利なグリッドの表示ですが…ファイヤーアルパカでも表示できます。上部のタブにある「表示」からグリッドを表示するかが選べます。
- 1ピクセルごとのグリッド線の表示
- グリッド線を任意の幅で設定し表示
この2つの方法で表示できます。
一応、1ピクセルごとのグリッドと任意で設定したグリッドを同時に表示することもできますが、拡大しないと1ピクセルでのグリッドは見えないですし、拡大すると任意で設定したグリッドは見えにくくなりました。
自分は16×16のサイズでゲーム制作しているので、任意のグリッド設定を16×16の1分割に設定しています。下の画像も大きいグリッドはこの分割線になっています。
1ピクセルあたりのグリッド表示あり |
1ピクセルあたりのグリッド表示なし |
ファイヤーアルパカで実際にキャラチップを作ってみた!
実際にキャラチップを描いてみて、ウディタに入れてみました。
ちなみに、描いたのは制作中のゲームの敵キャラです。
ファイヤーアルパカで描いたキャラチップ |
ウディタでの見え方 |
紫のキャラクターがファイヤーアルパカで描いたキャラチップで、他のキャラクターやマップはEDGEで描いたものになります。
意外とEDGEで描いたドット絵と遜色のないものになったと思います。
しかし、描くのにかかった時間はあまり変わらなかった…もしくは、EDGEよりも掛かったかもしれません。ドット絵をアルパカで描くのに慣れていなかったからというのもあるかなとは思いますが…。
キャラチップを描くのに使ったツール
ファイヤーアルパカでキャラチップを描いた際に鉛筆マークのペンツールでなく、四角が3つ並んだペンツールを使っていました。
普通のペンツールはアンチエイリアスをOFFにしていても1ドットづつの描画が思い通りにいかなかったので使いませんでした。
同じ理由で消しゴムツールも使わず、ペンの色を透明色に変更して消したりしてました。
ファイヤーアルパカでドット絵を描くのに使ったペン |
もう少し大きなドット絵であれば、普通のペンツールでも良い感じに中間色が出て使えたのかもしれませんが、16×16にはペン幅が出てしまい使うのが難しかったです。
ファイヤーアルパカでキャラチップを描いてみた感想
今回ファイヤーアルパカでキャラチップを描いてみました!が、しかし…正直、EDGEもペンタブで描くことが出来るので、個人的には総合的にEDGEの方が使いやすいと思いました。
流石ドット絵作成専用ツールだと思います。
アルパカは描くだけなら描きやすかったのですが…操作がなかなかに手間感がありました。アルパカでのドット絵作成は初めてでしたので、もしかしたら使うのに慣れれば違う感想が浮かぶかもしれません。しかし、慣れるまでが大変そうでした。
イラスト感覚で描ける大きい素材であれば、アルパカの方が早く仕上げることが出来る可能性は秘めていると感じます。
32×32の素材などを描く機会があるかもしれないので、ファイヤーアルパカでマップチップとかグラフィック素材を描く練習はしていきたいと思います。
(追記:2022/02/23)
ウディタが48×48のマップチップ素材に対応したという事で、48×48サイズのドット絵を調べて見てみたりしました。
見てみた結果、大きいドット絵はやはりイラスト感覚で描けるツールが便利なのでは?と思いました。
細かな調整はマウス打ちの方がやり易いですが、大きく形取ったりする際は感覚でサササ〜ッと描けた方が早く完成に近づけるかもしれないです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます